21時半に4月の米雇用統計が発表される。市場予想は非農業部門雇用者数が前月比+38万人、失業率が3.5%。非農業部門雇用者数の伸びは前回を下回っているものの、小売業、金融業、専門及びビジネスサービスなど、パンデミック前の雇用者数を上回っている部門が複数出てきているなかでの予想前後の伸びはかなりの高水準。
失業率もパンデミック前の水準に到達する見込みとなっている。
今後数回のFOMCでの0.5%利上げ方針がパウエル議長によって示されており、金融政策変化という面では材料となりにくいが、米経済を支える雇用市場の堅調さはドル買いに安心感を与えることもあり、予想前後もしくはそれ以上の好結果が出てくるとドル買い材料に。
MINKABU PRESS 山岡和雅