この後13時半に豪中銀の金融政策理事会の結果が発表される。政策金利は現行の0.1%で維持される見込み。
注目は今後の利上げに向けた声明の変化。キーワードはこのところの声明で入っている「忍耐強く」(Patient)。前回の声明では最後に The Board is prepared to be patient as it monitors how the various factors affecting inflation in Australia evolve.(理事会は、豪州のインフレに影響を与えるいろいろな要因がどのように進展するかを監視しており、辛抱強く待つ準備が出来ている。とした。
3月17日に発表された2月の豪雇用統計は、失業率が過去最低水準に並ぶ4.0%に。労働参加率が66.4%と1月から0.2%ポイント上昇する中での失業率の改善は、かなり強いという印象を与えた。豪中銀は失業率が4%まで下がる時期を今年6月と予想しており、前倒しでの達成。3月31日に発表された12-2月期の豪求人件数が、パンデミック前の水準を20万件上回り、過去最高を記録するなど、豪州の雇用状況は相当に力強い。
物価高が進む中で、利上げに向けた期待が広がっているが、豪州の基調インフレ率は昨年第4四半期時点で前年比2.6%と、米国や他の資源国に比べて抑えられており、インフレターゲットの範囲(2-3%)からも外れていないため、利上げまでにはもう少し時間がかかるとみられている。
今回声明で忍耐強くの文言が外れた場合、早期の利上げ実施への期待が強まる可能性も。
MINKABU PRESS 山岡和雅