ドル円は134.10円台で揉み合い、きょうの米イベントを前に様子見ムードが広がっている。
きょうは日本時間21時半に米小売売上高が発表される。前月比+0.1%と前回の+1.0%から伸びが鈍化する見込み。また、自動車除くコア前月比は-0.1%と2021年末以来となる減少に転じることが予想されている。CPI・PPIに続き小売売上高も弱い内容となれば、9月会合での75bpの大幅利上げ実施の可能性は一段と低くなる。
18日3時には米FOMC議事録が公表されるほか、ボウマンFRB理事が金融サービスや経済について講演する予定となっている。ボウマン氏からタカ派発言が再び出れば、9月会合での大幅利上げ観測が再浮上する可能性もある。ボウマンFRB理事は今月初め、インフレ率が「大幅」に低下するまで前回(75bp)と同様の大幅な利上げを検討し続けるべきだと語っていた。ただ、その後に発表された米CPI、PPIが予想を下回る結果だったことや、弱い住宅関連指標やNY連銀製造業景気指数などを受け、タカ派姿勢を緩める可能性も。