きょうは8月のカナダの消費者物価指数(CPI)が発表され、予想を下回ったことがカナダドルの売りを加速させている。7月の7.6%から8月は7.0%まで低下した。コアインフレも7月の5.4%から8月は5.2%に低下。
これはインフレ圧力がピークに達したことを示し、カナダ中銀がFRBと並んで利上げ競争を続ける必要がないことを示唆していたとの指摘も出ている。
カナダ中銀は2週間前に政策金利を0.75%ポイント引き上げ3.25%とした。今年は史上最も積極的な利上げサイクルのひとつとなっている。市場は、来月に0.50%ポイント、12月に0.25%ポイントの引き上げを織り込んでいる。そこで利上げが打ち止めされると見られているようだ。
カナダ消費者物価指数(8月)21:30
結果 -0.3%
予想 -0.1% 前回 0.1%(前月比)
結果 7.0%
予想 7.2% 前回 7.6%(前年比)
USD/CAD 1.3345 CAD/JPY 107.63
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美