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しつこいサービス業のインフレがFRBの頭痛の種=NY為替

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07

2022-10

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2022-10-07
市場予測
しつこいサービス業のインフレがFRBの頭痛の種=NY為替
 NY時間の終盤に入ってドル円は143円台半ばでの推移を続けている。きょうのドル円は方向感のない展開となり、143円台で上下動している。朝方に複数の米経済指標が公表されたが、全体的にまちまちの内容。小売売上高と米新規失業保険申請件数は予想よりも良好だったものの、輸入物価の下落幅は予想よりも小さかった。製造業の景況感指数はいずれもマイナス。米個人消費はなお持ちこたえていることを示唆している一方、インフレに対する懸念は軽減されていない。

 しつこいサービス業のインフレがFRBの頭痛の種との見方が出ている。今週発表の8月の米消費者物価指数(CPI)は総合指数で8.3%と2カ月連続の低下となったものの、予想は上回り、市場の失望感は大きかった。市場は8%もしくはそれ以下を期待していた。一部からは、米経済はサービス業のインフレがしつこく残り、年末の米CPIの総合指数は6%前後を維持するとの予想も出ている。それは当面、FRBの頭痛の種となり、インフレ目標2%の継続的な達成を困難にするという。

 そのような中で、今回のFRBの利上げサイクルのターミナルレート(最終着地点)は4.00-4.50%の間で、2024年までは利下げはないと見ているようだ。

USD/JPY 143.43 EUR/USD 1.0000 GBP/USD 1.1478

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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