しつこいサービス業のインフレがFRBの頭痛の種との見方が出ている。今週発表の8月の米消費者物価指数(CPI)は総合指数で8.3%と2カ月連続の低下となったものの、予想は上回り、市場の失望感は大きかった。市場は8%もしくはそれ以下を期待していた。一部からは、米経済はサービス業のインフレがしつこく残り、年末の米CPIの総合指数は6%前後を維持するとの予想も出ている。それは当面、FRBの頭痛の種となり、インフレ目標2%の継続的な達成を困難にするという。
そのような中で、今回のFRBの利上げサイクルのターミナルレート(最終着地点)は4.00-4.50%の間で、2024年までは利下げはないと見ているようだ。
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MINKABU PRESS編集部 野沢卓美