市場では0.75%ポイントの大幅利上げが見込まれている。一部からは1.00%ポイントの利上げを指摘する声も聞かれるが、その可能性は低いと見られているようだ。ただ、市場はそれをほぼ織り込んでおり、むしろ、パウエルFRB議長の会見やFOMC委員の金利見通し(ドット・プロット)に注目している。
市場では、今回の利上げサイクルのターミナルレート(最終着地点)を4.25-4.50%で見ている向きが多い。年内に4.00-4.25%まで政策金利を引き上げ、来年に若干利上げを追加するシナリオ。そのシナリオ通りのドット・プロットになるか注目されるが、その場合、22年末の中央値が4.125%、23年末が4.375%となる。
FRBがタカ派姿勢を強調することから、素直にドル高のシナリオではあるものの、一部からは、FOMCをきっかけにドルはしばらく調整に入るとの見方もあるようだ。
USD/JPY 144.33 EUR/USD 0.9870 GBP/USD 1.1315
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美