市場からは、エネルギー価格と中国のロックダウンにより、米インフレはさらに上昇の可能性が指摘されている。3月の米消費者物価指数(CPI)は総合指数で前年比8.5%だったが、4月には9%に上昇する可能性があるという。原油相場の上昇圧力が依然として強く、中国のロックダウンはサプライチェーンの障害を増幅させる恐れがあることを理由に挙げている。
一方、インフレが鈍化し始めるのは、あと1-2カ月先かもしれないが、そのピークが今よりずっと高くなることはないという。インフレのピークアウトは数カ月前の予想よりも遅れて始まり、ゆっくりと進行し、年内にはまだ5%台の高水準に留まると予想しているようだ。
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MINKABU PRESS編集部 野沢卓美