エネルギー危機の可能性からユーロは打撃を受ける可能性が指摘されている。ロシアへの制裁に起因するユーロ圏のエネルギー危機は、弱い経済成長と高インフレ、またはスタグフレーションを引き起こし、ユーロを下落させる。高インフレはすでに明白だが、エネルギー危機が発生した場合、ユーロ圏経済は痛みを伴う景気後退に直面するという。
中央銀行は通常、利上げによってインフレ期待を低下させるが、そうすると、すでに弱まっている成長にさらなる圧力がかかることにもなる。もし、エネルギー危機が起きれば、欧州経済とユーロにとってはかなり厄介な状況になると指摘している。
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MINKABU PRESS編集部 野沢卓美