きょうは2月のカナダの月次GDPが発表され、前月比1.1%増と予想を上回っていた。この数字は第1四半期のGDPが年率換算で5.6%増のペースであることが示されている。カナダ中銀は第1四半期の成長見通しを3%と予想している。
月次GDPの結果を受けて市場からは、カナダ中銀は利上げペースを0.50%以上に加速させる必要性があるとの指摘が出ている。カナダ中銀が1990年代初頭に消費者物価指数(CPI)の2%目標を採用して以来、今ほどインフレが高まったことはなく、6月以降0.50%以上の早いペースでの利上げを検討すべきだという。3月のカナダCPIは6.7%まで上昇しており、政策金利は1.00%となっている。利上げを先延ばしすれば、過熱状態に過度な刺激を与え続けることになるとしている。
カナダ月次GDP(2月)21:30
結果 1.1%
予想 0.8% 前回 0.2%(前月比)
結果 4.5%
予想 4.1% 前回 3.5%(前年比)
USD/CAD 1.2838 CAD/JPY 100.86
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美