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カナダ中銀の大幅利上げの必要性が高まったとの指摘も=NY為替

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2022-04

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2022-04-30
市場予測
カナダ中銀の大幅利上げの必要性が高まったとの指摘も=NY為替
 きょうはドル以上にカナダドルの下げがきつく、カナダ円も100円台に下落している。午後になって米株が下げ幅を広げており、原油も下げに転じる中で、市場はリスク回避の雰囲気を強めている。そのような中で景気に敏感な通貨となっているカナダドルも売りが強まっている模様。

 きょうは2月のカナダの月次GDPが発表され、前月比1.1%増と予想を上回っていた。この数字は第1四半期のGDPが年率換算で5.6%増のペースであることが示されている。カナダ中銀は第1四半期の成長見通しを3%と予想している。

 月次GDPの結果を受けて市場からは、カナダ中銀は利上げペースを0.50%以上に加速させる必要性があるとの指摘が出ている。カナダ中銀が1990年代初頭に消費者物価指数(CPI)の2%目標を採用して以来、今ほどインフレが高まったことはなく、6月以降0.50%以上の早いペースでの利上げを検討すべきだという。3月のカナダCPIは6.7%まで上昇しており、政策金利は1.00%となっている。利上げを先延ばしすれば、過熱状態に過度な刺激を与え続けることになるとしている。

カナダ月次GDP(2月)21:30
結果 1.1%
予想 0.8% 前回 0.2%(前月比)
結果 4.5%
予想 4.1% 前回 3.5%(前年比)

USD/CAD 1.2838 CAD/JPY 100.86

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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