メクラー・スイス中銀理事はインフレが上昇する中、スイス中銀がさらなる利上げに踏み切る可能性は十分にあると述べた。スイス中銀は先月22日に政策金利をマイナス0.25%から75bp引き上げ、プラス0.50%に設定。8年近くにおよぶマイナス金利政策を終了した。
また、メクラー氏は、クレディスイスについて、状況を「監視している」と語った。信用不安が高まっており、同社株は今週3日に上場来安値をつけた。5日のスイス株式市場では4%超下落し、終値は4.11スイスフランとなった。一方、米JPモルガンはクレディスイス株の投資判断を「アンダーウェイト」から「中立」に引き上げ、株価目標を6スイスフランに設定した。