ダウ平均 32845.13(+315.50 +0.97%)
S&P500 4130.29(+57.86 +1.42%)
ナスダック 12390.69(+228.10 +1.88%)
CME日経平均先物 27980(大証終比:+230 +0.82%)
きょうのNY株式市場でダウ平均は続伸。一時380ドル高まで上昇。アップル<AAPL>とアマゾン<AMZN>の決算が好調だったことで、IT・ハイテク株の買いが上げを主導した。
アップルはサプライチェーン問題や不安定な経済状況にもかかわらず、アイフォーンの底堅い推移が示された。アマゾンは7-9月期のガイダンスが予想範囲内ではあったものの、力強い見通しを示したと捉えられている。高インフレで消費者が節約志向を強める中、慎重な見通しを示す小売り企業が多い中で、同社の見通しは心強かったようだ。
「今回の決算シーズンで大手のIT・ハイテクは混戦模様だったが、アマゾンは強者が最も厳しい環境でも生き残れることを証明した」との指摘も出ていた。
一方、前日の第2四半期のGDPは予想外のマイナス成長で、積極利上げへの懸念は若干緩和されている。ただ、この日発表の雇用コスト指数はインフレ懸念を追認する内容となっていたが、FRBがインフレと戦うのか、それとも成長を支援しに行くのか、市場も見方が分かれている。
本日は月末の取引ということもあり、米株式市場は引き続きショートポジションの調整が強まった模様。
エクソンモービル<XOM>、シェブロン<CVX>といったエネルギー株が上昇。取引開始前に4-6月期決算(第2四半期)を発表しており、両社とも過去最高の利益を計上した。予想も上回っている。供給制約と需要増の中でコモディティ価格高騰の恩恵を受けた。
インテル<INTC>が大幅安。前日引け後に4-6月期決算(第2四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を大きく下回った。ガイダンスも公表し、第3四半期も1株利益、売上高とも予想を大きく下回る見通しを示したほか、通期も見通しを大幅に下方修正している。データセンター用チップの需要とパソコン出荷台数が急減する中、かなり失望的な決算となった。
動画配信の受信機器やプラットホームを手掛けるロク<ROKU>が決算を受け大幅安。テレビ広告費の減速が顕著となった。
P&G<PG>が決算を受け下落。通期のガイダンスでは中核事業売上高と1株利益がが予想を下回る見通しを示した。
アッヴィ<ABBV>が決算受け下落。抗がん剤「イムブルビカ」の不振で売上高見通しを下方修正
太陽光のファーストソーラー<FSLR>が決算を受け大幅高。通期のガイダンスも公表しており、売上高見通しを上方修正した。また、同社は「インフレ抑制法が成立した場合に国内生産拡大の可能性があるため計画を見直す」と述べた。
USスチール<X>が決算受け上昇 ラインパイプやエネルギー産業からの需要が加速した。
エクソンモービル<XOM> 96.93(+4.29 +4.63%)
シェブロン<CVX> 163.78(+13.39 +8.90%)
インテル<INTC> 36.31(-3.40 -8.56%)
ロク<ROKU> 65.52(-19.65 -23.07%)
P&G<PG> 138.91(-9.15 -6.18%)
アッヴィ<ABBV> 143.51(-6.24 -4.17%)
ファーストソーラー<FSLR> 99.17(+10.67 +12.06%)
USスチール<X> 23.65(+1.95 +8.99%)
アップル<AAPL> 162.51(+5.16 +3.28%)
マイクロソフト<MSFT> 280.74(+4.33 +1.57%)
アマゾン<AMZN> 134.95(+12.67 +10.36%)
アルファベットC<GOOG> 116.64(+2.05 +1.79%)
テスラ<TSLA> 891.45(+48.75 +5.78%)
メタ・プラットフォームズ<META> 159.10(-1.62 -1.01%)
AMD<AMD> 94.47(+2.80 +3.05%)
エヌビディア<NVDA> 181.63(+1.79 +1.00%)
ツイッター<TWTR> 41.61(+0.72 +1.76%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美