きょうはドイツの10月調査のIfo景況感指数が発表になっていたが、84.3と前回と同水準だったものの予想は上回っていた。
これに対して市場からは、低水準ながらも安定化の兆しを見せているとの評価も出ている。少なくとも事態が悪化していないことを示す最初のシグナルを発したばかりだという。しかし、これは改善が間近に迫っていることを意味するものではないとも述べている。
降雨によって船舶の航行や河川貨物輸送の障害が起きていたライン川の水位が上昇し、10月の暖かさによって暖房シーズンの開始が延期されたため、ドイツ経済に多少の安心感がもたらされた。しかし、経済が徐々に不況に陥っていくことは変わりはない。冬の景気後退後でも、しばらくは成長が抑制されることになるという。
ドイツIfo景況感指数(10月)17:00
結果 84.3
予想 83.6 前回 84.4(84.3から修正)
EUR/JPY 147.37 USD/JPY 147.91 EUR/USD 0.9963
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美