この日は4月調査分のドイツZEW景況感指数が発表になっていたが、ー41.0と予想ほどの落ち込みではなかったものの2カ月連続のマイナスとなった。ウクライナ危機が2つの理由から金融システムに悪影響を与えていることを示唆しているという。第1に、この危機は特に欧州に集中的に不確実性を与え、地政学リスクを大きく高めている。第2にユーロ圏経済をスタグフレーション、あるいはそれに近い状態に追い込み、ECBを非常に困難な状況に陥らせたことだという。
一方、良いニュースとしては、4月はインフレ期待が急激に低下していたことで、これは恐らく原油と天然ガス価格の下落によるものだとしている。
なお、ZEW景況感指数は金融市場の専門家に対するアンケート調査。
ドイツZEW景況感指数(4月)18:00
結果 -41.0
予想 -48.5 前回 -39.3
EUR/JPY 135.79 USD/JPY 125.29 EUR/USD 1.0838
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美