FRBがタカ派姿勢を固辞する中でドル高は続くとの見方が依然として圧倒的に多いものの、一部からは、弱い米経済指標とリスク志向改善でドルはしばらく調整の可能性があるとの指摘も出ている。ドルは第4四半期に入ってからほとんどのG10通貨に対して下落しているが、弱い米経済指標と安全資産への流入減少によりさらに下落する可能性があるという。米経済指標が引き続き弱いものであれば、FRBが大幅利上げを終了するとの思惑が強まると伴に、市場心理の改善による打撃にもドルは直面するとしている。
堅調な企業業績を背景に世界市場に明るさが戻り、不安定な米経済指標がFRBに金利に対する積極的なアプローチをやめるよう促すと、ドルの強気筋は大きな打撃を受ける危険性があると指摘している。
USD/JPY 147.98 EUR/USD 0.9959 GBP/USD 1.1468
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美