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07

2022-05

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2022-05-07
市場予測
ドルは4月の力強い上昇の後、さらに緩やかな上昇を続けるとの見方=NY為替
 きょうの為替市場は再びドルの戻り売りが優勢となっているものの、ドル円は130円台での推移が続いている。欧州通貨に買い戻しが入っていることで、ユーロ円やポンド円といったクロス円が上昇しており、円安の動きがドル円をサポートしているようだ。

 本日は4月の米雇用統計が発表になっていた。労働市場のひっ迫と賃金高止まりを示し、インフレ圧力の根源になっていることを示している。4月の非農業部門雇用者数(NFP)は42.8万人増加し予想を上回った。一方、失業率は3.6%に留まり、平均時給は前月比0.3%上昇。労働参加率は低下していた。

 パウエルFRB議長は今週のFOMC後の会見で「持続不可能なペースでの賃金上昇に懸念」と述べていたが、本日の米雇用統計はFRBの積極利上げ姿勢を正当化する内容となっている。ただ、きょうの為替市場の反応は限定的。

 本日のドルは戻り売りに押されているものの、ドル高への期待は根強い。ドルは4月ほどの力強い上昇を繰り返す可能性は低いが、今年の残りの期間も緩やかに上昇するとの見方が出ている。当面、FRBの利上げサイクルと名目利回りの上昇に支えられるという。一方、市場による米金利水準の修正は一巡したが、他の大半の主要国の金利予想は若干行き過ぎだとも指摘した。

USD/JPY 130.32 EUR/JPY 137.93
GBP/JPY 161.06 AUD/JPY 92.62

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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