ドル円は147円台前半での推移が続いた。昨日の海外市場で米消費者物価指数発表後に直近高値を更新し、1998年の高値もわずかに超える147円67銭まで上昇。その後1円超の急落の場面などを経て、147円台前半で東京市場を迎えた。
海外市場で調整を経て上昇基調に復したこともあり、東京朝はいったん上昇。147円40銭台を付ける動きに。しかし、介入警戒感もあって、147円台半ばからの買いには慎重姿勢が見られ、147円06銭まで調整が入った。調整一服後は買い戻し。午後は147円40銭台を中心に小動きと、高値圏もみ合いに。147円台半ばからを買うだけの勢いが見られずも、下がらず。
ユーロ円はユーロドルがドル安傾向の中上昇する一方で、ドル円が押し目から買い戻しが入ったことで144円を挟んでの推移まで上昇して東京朝に。昼前に海外市場の高値144円10銭を超えて上値を伸ばしその後は144円20銭台を中心とした推移。高値は144円34銭まで。
昨日米株高がリスク警戒のドル買いの後退に繋がり、0.98ドル台を一時付けたユーロドル。0.97台後半に落として東京市場を迎え、昼前にいったん0.98台を回復。0.9808前後まで上昇も、0.98台での買いには慎重。
昨日、減税法案の見直しとの報道が買いを誘ったポンドドルは1.13台前半を中心とした堅調推移が続いた。
MINKABU PRESS 山岡和雅