指数が予想を上回ったほか、1年および5-10年先のインフレ期待も予想以上に上昇し、ネガティブな雰囲気が広がっている。150円をターゲットに入れた感もあるドル円だが、いまのところ財務省が出てくる気配がないことも、上値追いの安心感につながっているのかもしれない。
財務省は為替介入によりドル円を押し下げようとしているのではなく、あくまで、投機筋などによる過度に急激な変動を抑制しようというスタンス。それが米国とのお約束。
ただし、今週に入って再び上値追いが過熱気味になっていることは否めない。過熱感を測るテクニカル指標であるRSIも買われ過ぎの水準に再び上昇。そろそろ留意される状況にはあり、150円へのアプローチは慎重に行くべきかもしれない。
ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)(10月)23:00
結果 59.8
予想 58.9 前回 58.6
1年先インフレ期待
結果 5.1%
予想 4.6% 前回 4.7%
5-10年先インフレ期待
結果 2.9%
予想 2.8% 前回 2.7%
USD/JPY 148.46 EUR/JPY 144.63
GBP/JPY 166.42 AUD/JPY 92.38
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美