東京外為市場でドル円は一時123.67円付近まで軟化した。序盤に124.23円付近まで上げた後に押し戻されている。日米の景気・物価・金融政策見通しの乖離からすると円安・ドル高の流れは自然だが、日本の当局者の一部が一方的な円安を警戒していることから短期筋の円買い・ドル売りが持ち込まれやすくなっているようだ。
ユーロ円は134.35円付近、ポンド円は161.65円付近、豪ドル円は92.46円まで軟化。10日に仏大統領選が行われることもユーロ円の重し。再選を目指す現職のマクロン大統領の支持率が失速している一方、ルペン氏が追い上げている。ただ、一回目の投票で決着がつかない見通し。
MINKABU PRESS