ドル円は先週の瞬間的な125円台からの調整を経て、過熱感も一服している。FRBの積極利上げへの期待が強い一方、ウクライナ情勢は依然として混沌とする中で、投資家は根強くドルを選択している模様。ドル円も第2ラウンドの上昇への期待から底堅い値動きが続いていたが、123円ちょうどの水準は強い上値抵抗となっていた。しかし、ブレイナード発言でその抵抗が突破され、ストップを巻き込んだ格好となっている。
明日はFOMC議事録の公表が予定され、その内容が注目される。FRBのより積極的な姿勢を示唆するものであれば、ドルは上昇する可能性があるとの見方も出ている。今回公表される3月の議事録は、2018年以来初めて利上げを行った金融政策をFOMCメンバーどのように見ていたか、投資家に最新の洞察を与えることが期待されている。
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MINKABU PRESS編集部 野沢卓美