前日の東京市場で121円30銭近くまで値を落としたドル円は、その後値を戻し、NY市場午前に122円20銭台を付ける動き。もっともすぐに121円60銭台まで値を落とすなど、不安定な動きを見せると、121円台後半でNY市場を引けた。東京市場に入ると、ドル買い円売りの動きが優勢に。大口の買い注文などが相場を振り回す形となり、122円16銭前後まで上昇後、すぐに121円90銭前後まで値を落とすなど、不安定な動きに。仲値にかけては外貨買い円売りの動きが大きく入り、ドル円は122円40銭台に.もっとも122円40銭台を付けた後、すぐに122円割れへ値を落として、再びすぐに切り返して122円40銭台を回復など、かなり不安定な振幅を見せる格好に。
その後はいったん調整の動きが広がり、122円割れも、午後に入っていったんドル買いの動きが優勢となって122円30銭台まで。ただ、東京午前に何度か付けた122円40銭台を前に上値追いの勢いが止まると、122円10銭前後へ調整が入る動きに。
材料が出ているというよりも、雇用統計を明日に控えて市場で取引を手控える動きが見られる中で、大口の売買注文が相場を荒らしているという印象に。
ユーロ円もドル円の122円40銭台トライに合わせて136円80銭台まで上昇も、その後は上値を抑えられて136円台半ばを挟んでの振幅。
ユーロドルは明日ロシアとウクライナの停戦協議が再開するとの報道などを好感して朝方1.1150台から1.1180台まで上昇も、その後はじりじりと値を落とし、13時台に1.1150台までと上昇分を解消。その後はロンドン勢の参加を前に少し買い戻しが入って1.1160台での推移。
MINKABU PRESS 山岡和雅