東京午前のドル円は148.41円付近まで水準を切り上げた。来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げペースの減速が示唆されるとの報道を背景に昨日の海外市場ではドル売りが強まったが、円売り・ドル買い圧力は根強い。インフレとの戦いが終わったように見えないなかで、米金融当局が金融引き締めの手綱を緩めるとは見られていない。インフレを後押しする政策がどのような結末を招くのかはトラス英前政権を見れば明らかである。
ユーロ円は147円後半、ポンド円は169円後半でしっかり。東京朝方に上振れした後に押し戻されたが、再び強含んでいる。豪ドル円は94.83円付近まで上昇。本日発表された7-9月期の豪消費者物価指数(CPI)はさらなる引き締めが必要であることを示唆している。
MINKABU PRESS