ドル円は雇用統計を控えて朝方は様子見ムードが強く、136円ちょうど前後での推移が続いた。昼前に安倍首相が撃たれたとのNHK報道が入りリスク警戒の円買いに。135円60銭前後まで急落した後、少し値を戻したが、心肺停止との報道に警戒感がさらに強まり、135円34銭まで。
その後は戻すも135円70銭台まで。大きな事件であるが、相場への影響は不透明なだけに、やや様子ムードが広がっていた。
138円台半ばでの推移となっていたユーロ円はドル円の下げに合わせて137円50銭前後まで。その後は137円台での推移が続き、こちらもリスク警戒を意識する動きに。前場大きく上げた日経平均が、事件報道で先物が売られ(東京株式市場は昼休憩時間)、さらに後場も上げ幅を縮める動きを見せたことで円買いの動きに。
93円台での推移となっていた豪ドル円が92円30銭台を付けるなど、クロス円は軒並みの円買いに。
ユーロドルは朝の1.0190台から1.0140台まで。リスク警戒の動きがドル買い円買いとなり、上値の重い展開に。
MINKABU PRESS 山岡和雅