前日に株安などを受けたリスク警戒からの円買いドル買いが強まる中で127円00銭台まで値を落としたドル円。少し値を戻すも上値の重いまま東京朝を迎え、朝1に127円ちょうどを割り込んで126円90銭台まで。
ストップロスを巻き込む形で強引に付けた面もあり、その後一転して買い戻しが入る展開に。
日経平均が午前中に一時600円超の下げとなったが、その後は買い戻しが入り下げ幅を縮小したことで、円買いの動きが盛り上がらず。アジア株も値ごろ感から下がると買いが出る流れに。
ドル円は仲値を前に127円60銭台まで戻すと、その後もしっかりで昼頃には127円80銭台まで。午後は少し調整も127円台半ばがしっかりとなり、ロンドン勢が参加してくる時間帯に入り127円90銭に迫るなど、上値を試す動き。
昨日の海外市場ではクロス円の売りも目立ったが、東京市場ではこちらも買い戻し。朝一の円買いに135円05銭前後を付けたユーロ円は、その後の買い戻しに昼過ぎに136円台まで。その後も136円ちょうど前後でもみ合った。
10時半の豪中銀第1四半期消費者物価指数は強めの数字も、早期利上げをある程度織り込んでおり直後の反応は限定的。もっとも豪ドル円はそのほかのクロス円同様に円売りが優勢で買い戻しが目立ち、朝の90円40銭台から91円台後半まで大きく上昇。
MINKABU PRESS 山岡和雅