まん延防止等重点措置がようやく終わろうとしている日本と、コロナ後の経済活動が再開している米国で景況感格差は明らかであるほか、金融政策見通しも乖離していることがドル円を押し上げている。日銀は金融政策決定会合後の声明で、必要があれば躊躇なく追加的な金融緩和措置を講じるとまた繰り返している。
ユーロ円は131.91円付近まで強含んだ後は上値が抑えられている。ドル円の上昇が支援要因である一方、ユーロドルの弱含みが重し。ポンド円は156.33円付近まで強含んでいる。
豪ドル円は87.76円付近まで上昇。2018年2月以来の高値を更新した。供給不足を背景としたコモディティ高が続く見通しであることが豪ドルの押し上げ要因。NZドル円は81.86円まで上げ、昨年11月以来の高値を塗り替えた。
MINKABU PRESS