東京市場終盤のドル円は121円台に乗せ、序盤に121.41近辺まで上昇した。その後は売りに押されて120.80前後まで軟化した。中盤以降は121円近辺で一進一退の動きを続けている。
先週の米連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げ決定後も米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長から大幅利上げに前向きな発言が出てたこともあり、ドル円は上昇傾向を見せてきた。さすがに上昇ペースの速さが警戒されて、121円超の水準で伸び悩みを見せることとなった。
ドル円は午後に入ると方向感なく小動きでの推移を見せた。ユーロドルは朝方から狭いレンジでのもみ合いとなった。朝方に1.1043近辺まで上昇した後、1.1021付近まで軟化して、終盤は1.1030台での推移となっている。
ドル買い円売りの動きが続いてきたこともあり、クロス円も上昇基調で推移してきた。ユーロ円は133.89近辺まで、ポンド円は161.11近辺まで、豪ドル円は90.66近辺まで一時上値を伸ばした。ただ、いずれも過熱感の高まりもあって、高値からは伸び悩みを見せている。
日経平均は7日続伸。終値は前営業日比816.05円高の2万8040.16円となった。
午後3時2分現在では、ドル円は1ドル=121.08円前後、ユーロ円は1ユーロ=133.63円近辺、ユーロドルは1ユーロ=1.1037ドル前後で取引されている。
MINKABU PRESS
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2022-03
2022-03-23
ドル円は121円近辺で一進一退の動き=東京為替概況
ドル円は121円近辺で一進一退の動き=東京為替概況