前日の海外市場で一時125円77銭前後まで上昇した流れを受けて、12日の東京市場も堅調地合いを維持。2015年6月に付けた2003年以降で最も円安の水準となる125円86銭を前に、上値トライには警戒感も、下値もしっかり。
午前中は円安動向について緊張感を持って注視という鈴木財務相の発言があり、いったん125円11銭前後まで調整が入る場面も、すぐに元の水準に戻すなど、堅調地合いが続いた。
午後に入ってもいったんは調整の動き。ただ125円20銭前後までと、午前の安値にも届かず125円台半ばに戻す展開に。
ユーロドルでもドル買いが優勢に。昨日下値を支えた1.0870台のサポートを割り込み、午前中に1.0866前後まで。その後は少し買い戻しも、戻りは鈍く、午後に入ってもう一段値を落とす場面が見られた。
クロス円も基本的にはしっかり。ドル円同様に鈴木財務相発言では円買いの動きも、その後調整。
MINKABU PRESS 山岡和雅