ドル円は143.30円、やや円買いが優勢。米大幅利上げを見越したドル買いが続いているものの、日銀の「レートチェック」報道を受け、日本当局による介入への警戒感が残っている。
来週のFOMCでは75bp利上げがほぼ確実視されている。一部では100bpの大幅利上げを予想する声も聞かれる。一方で、日銀は黒田総裁が在任中は、金融政策の修正の可能性は非常に低く、来週の日銀会合では引き続き緩和姿勢を維持することが予想されている。日銀の「レートチェック」報道後に何もなかったことから、ファンドがドル買いを再開しているとの声も聞かれ、ドル円は再び145円を目指すとの見方が広がっている。ただ、145円の大台前では再び日本の当局者から円安牽制発言が出る可能性も。