NYの朝方売りが出ていた米ダウ平均が274ドル高と5営業日連続のプラス圏。ナスダックは2%を超える上昇となり、週ベースでは8.2%高と週ベースで6.1%上昇したS&P500とともに2020年11月以来の上昇率を示すなど、株高の動きが午後に入っても優勢となったが、ドル円などへの影響は限定的なものにとどまった。
NY朝のドル買い局面で1.1003まで下げたユーロドルは1.1070前後まで一時戻すなど、しっかり。1.10台半ば前後で週の取引を終えている。ウクライナ情勢について、不透明感が強く週末超えのユーロ買いポジション維持に慎重も、前向きな
協議進展への期待感もあり、下がると買いが出る流れに。
今日はウォーラー理事だけでなく、今週のFOMCでただ一人0.50%の利上げに投票したブラード・セントルイス連銀総裁がタカ派な発言。年末までに3%を超える金利水準を低減などの発言が見られたが、両名は今のFOMCメンバーのタカ派の代表格。中立派でカシュカリ・ミネアポリス連銀総裁は年末までに1.75-2.00%とFOMCでのメンバー見通し中央値を示しており、先行きを見極めたいとの思惑も。
MINKABU PRESS