ドル円は前週末から続く上昇基調が継続。一時145円を超えて145円30銭前後まで上値を伸ばした。前週末海外市場の高値を超えて144円96銭を付けた後、少しもみ合いもすぐに買いが入ると、介入実施後心理的な節目と指定意識されていた145円を超える買いに。145円超えにはストップロス注文がかなり控えていたとみられ、すぐに145円30銭前後まで上値を伸ばした。145円10銭台まで戻して少しもみ合いになった後、145円を割り込みこむと今度は144円70銭前後まで急落。荒っぽい展開が見られた。直ぐに少し戻してもみ合いに。
介入警戒感もあって145円がキーとなっていたところに、大台乗せの買いが入って一気に上昇。介入警戒もあって、買いポジションを持ち切れず、すぐに下落という流れか。
ポンドは週末にトラス新政権による所得税最高税率引き下げ法案について、採決を先送りする見通しとの報道が朝方の買いを誘うも、ユーロドルでのユーロ売りドル買いもあり、上値が重くなり、1.10台後半まで値を落とした。その後英BBCが同方針を撤廃する見通しと報じ、ポンド買いが一気に強まり、1.12台後半まで。お金持ち優遇として相当評判の悪かった方針の撤廃を好感する動きが広がった。
MINKABU PRESS 山岡和雅