3連休明けの市場でドル円は145円台後半推移が続いた。先週末の米雇用統計の堅調な結果を受けて、昨日海外市場でドル高の流れが継続し、ドル円は145円80銭台までと、先月22日の介入実施以降での最高値圏に。東京午前に少し調整が入るも145円55銭前後までと、限定的な押し目にとどまると、午後は145円70銭台を中心としたもみ合いに。
前回介入が入った水準が迫り、介入警戒感もあって上値トライに慎重。もっとも流れはドル買いで、下値もしっかりという展開に。
ユーロドルは前日の海外市場で一時0.9680台まで値を落とすも、その後0.97台を回復して東京朝を迎えた。午前中は買い戻しの動きもあり、0.9720台を付けるなど、しっかりの動き。しかし、上昇一服後は再び売りが強まる形で0.9670台まで。ドル全面高の動きが継続していることに加え、宇久ラナイ情勢への警戒感などが重石に。
ポンドドルも同様の動き。朝方1.11に迫る動きも、その後1.1020前後まで値を落としている。財政赤字懸念が継続しており、ポンドは上値の重い展開に。
MINKABU PRESS 山岡和雅