東京外為市場でドル円は128.20円付近まで強含み。ドル高に調整が入っていたことがドル円を圧迫してきたものの、足元ではドル買いが優勢。インフレ率を抑制するための大幅利上げに米経済が耐えると期待されていることがドルを押し上げている。ただ、昨日の米フィラデルフィア連銀製造業景気指数や米新規失業保険申請件数の推移は不穏で、ドルを積極的に買い戻す動きは限定的。米景気後退懸念が高まっている。
ドル円に連動し、ユーロ円は135.60円付近、ポンド円は159.81円付近、豪ドル円は90.24円付近まで水準を切り上げる場面があった。ただ、円ではなく、ドルが値動きの軸となっており、東京時間帯におけるクロス円の方向感は見えづらい。
MINKABU PRESS