ドル円は133.40円台まで上昇、米CPIを受け日本の祝日前日に大きく下落したものの、FRBの積極的な利上げ姿勢は変わらずとの見方から、ドルは買い戻されている。また、祝日明けの日経平均が600円超上昇していることを受け、リスク選好の円売りも進んでおり、豪ドル円やユーロ円も上昇している。
サンフランシスコ連銀のデイリー総裁は、9月会合は50bpの利上げが基本シナリオだとしている一方、3会合連続で75bp引き上げの必要性について私はオープンな姿勢だと述べ、大幅利上げの可能性を完全には否定しなかった。
本日は日本時間23時にミシガン大学消費者信頼感の1年と5年-10年の長期のインフレ期待が発表される。1年先のインフレ期待は前回の5.2%から5.1%に、5-10年先のインフレ期待は前回の2.9%から2.8%に小幅に低下することが予想されている。米CPI後で反応は限定的との見方が多いが、予想以上に大きく低下した場合、ドル円は再び下落する可能性がある。8日にNY連銀が発表したインフレ期待は1年先、3年先ともに大きく低下した。