ドル円は143.40円台で推移、来週の米FOMCまで揉み合い続くとの見方。FOMCでは75bpの大幅利上げがほぼ確実とされているが、一部で100bpの利上げを予想する声も聞かれる。一方で、ドル円が145円に迫るなど歴史的円安にもかかわらず、黒田総裁が在任中は金融政策を修正する可能性は非常に低く、来週の日銀会合でも現在の金融緩和を維持する見通しとなっている。また、日本政府は水際対策の取りまとめを進めており、岸田首相は円安メリットを生かし、外国人観光客を呼び込むことに力を入れている。そのため日本政府が実際に為替介入に踏み切る可能性は非常に低い。日銀会合後は円売りが再開し、ドル円は再び145円を目指すとの見方が広がっている。きょうの午前の会見で鈴木財務相は円安を牽制する発言をしたものの、一方で、円安はプラスとマイナス両面あると述べた。これに対しマーケットは円売りで反応、ドル円は一時143.50円付近まで上昇した。
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2022-10
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ドル円143.40円台、日銀は歴史的円安でも政策変更なしの見方 政府は円安メリット生かし水際対策に力入れる
ドル円143.40円台、日銀は歴史的円安でも政策変更なしの見方 政府は円安メリット生かし水際対策に力入れる