カナダ中銀が予想外に利上げ幅を縮小したことを受け、FRBが利上げペースを緩めるのではないかとの見方が一段と強まっている。11月のFOMC会合では75bpの大幅利上げが見込まれているが、今年最後の12月会合では50bpに利上げ幅を縮小する可能性がある。製造業PMIや住宅指標、消費者信頼感など米一連の指標が総じて弱い内容となっており、11月に発表される米指標も総じて弱い内容となれば、12月会合では利上げ幅を25bpにまで縮小する可能性もある。
ただ、ドル円は下値では押し目買いが入っている。日銀は黒田総裁が在任中は金融緩和継続との見方が強い。あすの日銀会合では何も政策の変化はないと思われる。