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ドル売り優勢、G7・G20財務相・中央銀行総裁会議を控えて=ロンドン為替概況

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2022-04

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2022-04-21
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ドル売り優勢、G7・G20財務相・中央銀行総裁会議を控えて=ロンドン為替概況
ドル売り優勢、G7・G20財務相・中央銀行総裁会議を控えて=ロンドン為替概況

 ロンドン市場は、ドル売りが優勢。G7・G20財務相・中央銀行総裁会議を控えて調整の動きが入っている。米10年債利回りは東京午前に2.97%台をつけたあとは低下しており、ロンドン市場では一時2.85%台まで水準を下げている。ドル売り圧力が広がり、ドル円は128円台割れから127.61レベルまで下落。ユーロドルは1.0810-20レベルから1.0867レベルまで上昇。ポンドドルは序盤に1.30台割れまで下落したあとは1.3066レベルまで高値を伸ばしている。カザークス・ラトビア中銀総裁が、ECB利上げは最短で7月の可能性がある、と述べたことがユーロ買いを誘った面もあった。対ポンドでユーロが買われた。また、G7・G20会議とともに鈴木財務相とイエレン米財務長官の会談が行われる予定。最近の急速な円安進行に何らかの対応が話し合われる可能性もあり、円安の動きに調整が入る面もあったようだ。ユーロ円やポンド円は上値重く推移している。

 ドル円は128円近辺での取引。東京朝方に129.40近辺まで高値を伸ばしたあとは、買い一服となった。東京市場では128円台割れ目前でサポートされ、128.70付近でロンドン市場を迎えた。米10年債利回りが2.85%台まで低下する動きがドル売り圧力となり、一時127.61レベルまで下押しされた。その後は、下げも一服してG7・G20財務相・中央銀行総裁会議および日米財務相会談待ちとなっている。

 ユーロドルは1.08台半ばでの取引。1.0810-20レベルでの揉み合いを上放れると高値を1.0867レベルまで伸ばした。米債利回り低下に加えて、。カザークス・ラトビア中銀総裁が、ECB利上げは最短で7月の可能性がある、と述べたことがユーロ買いを誘った。一方、ユーロ円は139.30付近が重くなると、138.60付近まで下押しされた。ドル円の下落とともに円買い圧力が勝った。対ポンドではユーロ買いが先行も、足元では値を戻している。

 ポンドドルは1.30台半ばでの取引。ロンドン序盤に1.30台割れまで下押しされたあとは、買いに転じ、高値を1.3066レベルに伸ばした。ポンド円は167.70台で上値を抑えられると、166.50付近まで下押しされた。ユーロポンドは買いが先行し、高値を0.8335近辺に伸ばした。しかし、その後は0.83ちょうど付近へと押し戻されている。ポンド独自の材料は見当たらなかった。

minkabu PRESS編集部 松木秀明

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