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ドル買い強まる 強い米雇用統計で利上げ一時停止期待が後退=NY為替

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2022-06

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2022-06-04
市場予測
ドル買い強まる 強い米雇用統計で利上げ一時停止期待が後退=NY為替
 きょうのNY為替市場はドルの買い戻しが強まっており、ドル円は130.75円近辺まで上昇している。この日発表の5月の米雇用統計で非農業部門雇用者数(NFP)が予想を上回るなど強い内容となったことがドルの買い戻しを強めている。

 きょうの強い数字は労働市場が依然として非常にタイトなことを示しており、FRBが6月と7月の利上げ後に利上げの一時停止を検討するのではという期待を覆す内容との指摘も聞かれた。米国債利回りも急上昇しておりドル円を押し上げている。

 今週のドル円は2週間ぶりに130円台に上昇。過去3週間に形成されたショートポジションのストップを誘発した模様。市場からは、131.35円の年初来高値を更新すれば、さらに上昇の勢いが増すとの指摘も聞かれる。

 ただ、同時にFRBの積極利上げによりリセッション(景気後退)への懸念が強まり、株式市場を始めとしたリスク資産が再び崩れるようであれば、ドル高以上に円高が強まる可能性も指摘されている。

USD/JPY 130.73 EUR/JPY 140.13
GBP/JPY 163.58 AUD/JPY 94.36

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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