米債利回りの上昇などを背景に、ドル高の動きが強まった。昨日の東京市場121円40銭台を付けたドル円は、その後海外市場で120円50銭台までの調整が入ったが、NY市場午後に121円10銭台まで戻して東京朝を迎えた。東京市場では揉み合いを経て、いったん121円を割り込むなどの、上値警戒感も見られたが、米債利回りの上昇が継続する中でドル買いの勢いが見られ午前中に121円30銭前後まで上昇。
午後も一旦はもみ合いとなったが、午後に入っても米債利回りの上昇傾向が継続する中、前日の高値を超えて121円49銭前後と、121円台半ばに迫る動きを見せている。
先週の米FOMCでのタカ派な姿勢と、その後のパウエル議長を含めたFOMCメンバーの金融引き締めに向けた前向きな姿勢がドル買いを誘っている。CME FEDWATCHでは5月の0.5%利上げを68%台と2/3以上見込む動きに。
ドル全面高の中、ユーロドルは朝の1.1010台から午前中に1.0980台に。午後に入ってもユーロ売りドル買いが続き1.0970台に値を落としている。午前中の動きはユーロドルの方が勢いがあり133円40銭台から133円割れの場面も、午後はドル円などでの円売りもあり133円30銭台まで。
MINKABUPRESS