ドル高円安の流れが止まらず、ドル円は一時144円30銭台まで上昇。その後144円割れまでの調整も、その後144円台を再び付けるなど、しっかり感が継続している。
昨日の海外市場で143円台を受ける動きを見せたドル円。143円台後半で東京朝を迎え、すぐに143円台を回復。前日の高値をあっさり更新して143円台半ば超えと朝からドル買い円売りが強まった。その後は少し調整が入り、143円割れも、押し目はそこまで。直ぐにドル買い円売り基調に復すと、昼前に朝に高値を超えて143円70銭台まで。午後に入っても流れは継続し、大台を超えてさらに上昇。144円30銭台まで上値を伸ばした。
早すぎる動きへの警戒から143円70銭台まで約60銭の調整が入ったが、ドル高円安の流れ自体は継続しており、その後再び144円台を付ける動きに。
東京市場ということもあり、前日のドル高主導でのドル円の上昇というよりも、円安主導での動きとなり、ユーロ円はしっかり。朝のドル円の上昇に141円台前半から142円10銭台まで上昇。その後141円台半ばを割り込み、朝の上昇分をいったん解消も、ドル円の止まらない上昇に再び上をトライし、午後には142円60銭台まで上値を伸ばしている。
円安主導とはいえ、ドル高の動きも見られ、ユーロドルは朝の0.9900前後から0.9870台まで下落、もっともユーロ円の上昇にその後0.99台を回復する動き。明日のECB理事会での大幅利上げを意識する動きも。
MINKABU PRESS 山岡和雅