ディース委員長はブルームバーグのインタビューで「大統領は重要な事を強調している」と発言。「FRBの独立性尊重を当たり前のものと見なしてはならない。歴代の大統領はそうしてこなかった」と述べた。
ホワイトハウスからはインフレの責任をFRBに転嫁しようとする公の発言が増えている。11月の中間選挙を前にした世論調査では、物価上昇は最大の懸念事項となっている。バイデン大統領はウォールストリート・ジャーナル(WSJ)に寄稿した30日付の論説で、FRBには「インフレを制御するという第一の責務がある」と指摘。
「前大統領はFRBの品位を傷つけた。高インフレの時期におけるFRBの決定に影響力を行使しようと、不適切な干渉を試みた大統領も過去にいた」と論じ、「私はそのようなことはしない」と言明した。