歳出全体はパンデミック対策費の縮小を背景に、前年度比1%減の5兆7920億ドルとした。米国では予算編成権は議会が握り、予算教書は議会審議のたたき台との位置付けだ。財政赤字は21年度の2兆7750億ドルから、23年度は1兆1540億ドルまで減らす。ただ、今後10年では累計14兆4210億ドルに達する見通し。
増税策は、1億ドル超の資産がある世帯が対象。株式などの未売却資産の評価益を含めた所得について最低20%の所得税を支払っていない場合に、その差額を新たに課税する。
消費者物価は22年の4.7%から、23年は2.3%まで落ち着くと予測。実質GDPは22年を4.2%とした。