バーナンキ氏は、「フォワードガイダンスが全体として、インフレへのFRBの対応を遅らせたと考える」と発言。「振り返ってみると、間違いだったと思う。彼らも間違いだったことに同意すると思う」と述べた。また、「パウエルFRB議長らは高インフレに段階的に対応することを選んだ。自身が議長を務めていた2013年当時に起きた、米国債利回りが突然急上昇するいわゆるテーパータントラムの再発を避けたかったためだ」との見方を示した。ただ、こうして対応が遅れた結果、景気が低迷することになると警告した。
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2022-05
2022-05-17
バーナンキ元議長、FRBの物価対応は遅過ぎ
バーナンキ元FRB議長が米CNBCのインタビューで、FRBはインフレへの対応があまりにも遅過ぎたとし、結果としてスタグフレーションの局面に直面する可能性を指摘した。