ただ、ポンドには引き続きネガティブな見方が多い。ポンドは過小評価されていると思われるが、更に下落の可能性があるとの指摘も出ている。長期的な評価モデルに基づけば、適正水準はポンドドルで1.45ドル前後、ユーロポンドで0.78ユーロ前後だが、英経済の減速により、ポンドはここから更に下落してもおかしくはないという。
英中銀は景気減速と高インフレというジレンマに直面しているが、最近は成長への懸念に意識をシフトしている気配も見られ、利上げにさほど積極的でなくなっている。これは将来的にポンドの重石となる可能性があるという。ポンドドルは2023年の第4四半期までに1.18ドルまで下落すると見ているようだ。
GBP/USD 1.2514 GBP/JPY 159.76 EUR/GBP 0.8462
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美