首相不在の中でポンドドルは今週の安値に一時接近したが、目先は首相選に焦点が集まっているという。ギャンブルの市場ではスナク元財務相が有力視されているようだが、他にもジョンソン前首相などの名前も上がっている。きょうはモーダント下院院内総務が立候補の意向を表明していた。
市場はハント財務相とスナク元財務相を好意的に受け止めるようだ。一部からは、両候補のどちらかが次期首相とのシナリオならば、ポンドドルは1.14ドルに向かって再び上昇する可能性があるとの声も聞かれる。他の候補なら、ポンド下落を促す可能性が高いという。しかし、ポンドドルは直近安値1.0350ドル付近をすぐに再テストすることはないという。
GBP/USD 1.1295 GBP/JPY 165.34 EUR/GBP 0.8731
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美