英国では財政の引き締めや高インフレで生活費が圧迫されている。消費者の信頼感も低下しており、先月発表されたGFK消費者信頼感指数は急低下し、1990年代、2008年、2020年にみられた水準まで低下していたが、いずれもマイナス成長に陥いっている。第2四半期の英GDPはマイナス成長との見方も多い。第3四半期もマイナス成長となれば、テクニカル的なリセッション(景気後退)だが、そこまではまだ想定されていないようだ。
ただ、英中銀は以前の想定ほど利上げを実施しないとの見方も有力になりつつある。その場合、FRBとの格差が拡大し、ポンドドルを圧迫する。
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MINKABU PRESS編集部 野沢卓美