FRBによる利上げペースの加速への期待の高まりからポンドは対ドルで軟調に推移。今週は主要な英経済指標の発表がないため、ポンドは外部要因に左右される公算が大きい。ポンドドルは現在の下落基調を強め、目先のサポート水準として意識される1.30ドルちょうどの水準をブレイクする可能性もあるという。
英中銀の追加利上げへの期待は依然として強いものの、英国の財政・金融の政策ミックス、ファンダメンタルズの悪化、経常赤字に対するファンディング圧力がすべてポンドの圧迫要因になるという。きょうはベイリー英中銀総裁の発言が伝わっていたが、「英国は収入の極めて大きな衝撃に直面しており、成長と需要が減速している証拠を目にしている」と述べていた。しかし、「現状では政策引き締めが適切」と語っていた。
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MINKABU PRESS編集部 野沢卓美