景気後退への懸念から、きょうも市場はリスク回避の雰囲気を強めている中で、ポンドドルは売りが加速し、1.25ドル台まで急速に下落する場面が見られた。2020年7月以来の安値水準。世界的な景気後退であれば、主要国の中では英国が最も影響が深刻になるとの見方もあり、ポンドは対ユーロでも下落している状況。
一方、英インフレは強い上昇が見込まれ、英中銀は2023年までに3%まで利上げを実施する可能性があるとの指摘も出ている。英中銀は予想を上回るインフレを抑制するため、政策金利を現在の0.75%から2023年にはピークとなる3.00%まで引き上げる見通しだという。エネルギー価格高騰により、英インフレは3月の7.0%から10月には10.0%まで跳ね上がると予想。一方、家計の可処分所得は今年3.3%の減少が見込まれるものの、家計にはまだ貯蓄を使う余力があることから、個人消費の崩壊まではないという。第2四半期と第3四半期の英GDPは上昇せず、縮小の可能性も排除できないが、景気後退はぎりぎりのところで回避できるかもしれないとしている。
一方、英インフレは強い上昇が見込まれ、英中銀は2023年までに3%まで利上げを実施する可能性があるとの指摘も出ている。英中銀は予想を上回るインフレを抑制するため、政策金利を現在の0.75%から2023年にはピークとなる3.00%まで引き上げる見通しだという。エネルギー価格高騰により、英インフレは3月の7.0%から10月には10.0%まで跳ね上がると予想。一方、家計の可処分所得は今年3.3%の減少が見込まれるものの、家計にはまだ貯蓄を使う余力があることから、個人消費の崩壊まではないという。第2四半期と第3四半期の英GDPは上昇せず、縮小の可能性も排除できないが、景気後退はぎりぎりのところで回避できるかもしれないとしている。
GBP/USD 1.2601 GBP/JPY 160.63 EUR/GBP 0.8454
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美