各国中銀の利上げ圧力が強まる中で、ここに来て中国でのロックダウン拡大に対する警戒感も加わり、市場では世界的な景気後退への懸念が再び強まっている。国債利回りのフラット化も再度強まっている状況。
市場からは、多くの先進国に景気後退観測が広がれば、英国は特に他国よりも大きなリスクを抱えているとの指摘も聞かれる。英国では財政刺激策の停止や高インフレによる消費者の生活危機が叫ばれる中で、景気後退を警戒する声が以前から多い。その雰囲気がさらに広がれば、今後数カ月でポンドドルは1.20ドル-1.25ドルのレンジに滑り込む可能性もあるという。
GBP/USD 1.2727 GBP/JPY 162.69 EUR/GBP 0.8421
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美