保守党党首選が続いており、候補者も徐々に絞られている。ただ、明確なフロントランナーが不在の中で市場は今後の経済政策、特にEUへのアプローチに不透明感を抱いている模様。次期首相候補として残った5名はきょう、1回目のテレビ討論会で直接対決する。テレビ討論会は各候補者の政策意図を合理的に判断できる最初の機会であるため市場の関心も集まりそうだが、討論会がポンドを動かすことはないと見られている。
各候補者は減税などの刺激策を示唆しているが、現在のマクロ環境下ではそれが必ずしもインフレの低下や成長につならず、ポンドロングを保証することは非常に困難との見解も出ていた。
GBP/USD 1.1852 GBP/JPY 164.26 EUR/GBP 0.8504
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美