今年のポンドは対ドルで15%下落したことで英輸出品が有利になっているが、貿易相手国に対する競争力はほとんど向上していないという。ポンドの名目為替レートの下落により、英国は貿易の競争上の優位性を獲得しているが、英賃金コストが、世界の他の地域と比較して、急速に上昇したため、その優位性が相殺されてしまっているという。
その点からポンドは過大評価されており、更なる軟化を予想。ポンドドルは来年第1四半期には1.04ドルまでの下げも想定されるとしている。
GBP/USD 1.1468 GBP/JPY 164.66 EUR/GBP 0.8714
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美