原油が急落しており、WTIは一時100ドルを割り込み、それに追随して米国債利回りも下げている。為替市場はドル売りが強まり、ユーロドルはショートカバーが活発化している格好。一気に1.11ドル台まで買い戻されている。きょうの上げで21日線を完全に突破しており、リバウンド相場の流れになるか明日以降の動きが注目される。
ただ、市場からは慎重な声も多く、ユーロの上値に信頼感はない。停戦合意がなされる可能性はあるものの、そのような合意は保証されたものではないという。従って、本日のユーロドルの上昇は回復の始まりとみなしてはならないと指摘。ユーロは、ウクライナ危機の経済的影響、高インフレ、FRBや英中銀と比べたECBのハト派スタンスによって圧迫され続ける可能性があるという。
EUR/USD 1.1111 EUR/JPY 136.40 EUR/GBP 0.8460
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美